『うる星やつら』は、ラブコメSFの金字塔的な作品で、オバケのQ太郎、ドラえもんのような典型的な来訪者居候型SFギャグに、押しかけ女房、三角関係、ナンパ男などラブコメディの要素をふんだんに詰め込んだストーリーが大ヒットしました。
そこで今回は『うる星やつら』の歴代アニメ主題歌(OP曲・EN曲)をまとめます。
アニメ『うる星やつら』とは
うる星やつら(うるせいやつら)は、週刊少年サンデーに連載されていた、高橋留美子の漫画作品。1981年10月から1986年3月までキティ・フィルム、フジテレビ製作(アニメ制作は前半スタジオぴえろ⇒後半107回130話目以降ディーン)でテレビアニメ化。全218話。
浮気者の高校生諸星あたると、彼を愛する一途な宇宙人美少女・ラムを中心に架空の町、友引町や宇宙や異次元などを舞台にしたラブコメタッチのギャグ物語となっています。
アニメ『うる星やつら』の歴代主題歌まとめ
オープニングテーマ編
※オープニング(OP)曲は、全6曲あります。
OP1. 松谷祐子『ラムのラブソング』
作詞 – 伊藤アキラ、小林泉美 / 作曲・編曲 – 小林泉美 / 歌 – 松谷祐子
初代オープニング曲です。松谷祐子のデビュー曲。出だしは、「あんまりそわそわしないであなたは いつでもキョロキョロ・・・」とオープニングは何曲か存在しますが、初代OPのこの歌が一番インパクトも強いし神曲です。その証拠にその後も、何曲もカバーされています。
OP2. 小林泉美『DANCING STAR』
作詞 – 伊藤アキラ / 作曲・編曲・歌 – 小林泉美
2代目オープニング曲です。オープニング曲で作曲を行なった小林泉美が担当。「都会が寝静まるころ 男はさそり座に変る 女は乙女座になる・・・」といいう曲です。なぜか中毒性のある曲です。
OP3. 成清加奈子『パジャマ・じゃまだ! 』
作詞 – 康珍化 / 作曲 – 林哲司 / 編曲 – 椎名和夫 / 歌 – 成清加奈子
3代目オープニング曲です。抜群の知名度を誇るデビュー曲「パジャマ・じゃまだ!」でデビューした成清加奈子。アイドル王道+うる星やつらテーマ曲の特徴であるラテンリズム(サンバ調)で完璧でした。
OP4. CINDY『 CHANCE ON LOVE 』
作詞 – CINDY、宮原芽映 / 作曲 – 小田裕一郎 / 編曲 – 星勝 / 歌 – CINDY
4代目オープニング曲です。全編英語の曲です。ちなみに1番の歌詞の和訳は、「あなたの腕に抱かれながら耳もとささやいた私をずっと離さないで甘い夢を見せてあげるわ.」です。
OP5. ステファニー『 ROCK THE PLANET 』
作詞 – Ralph McCanthy、松井五郎 / 作曲 – タケカワユキヒデ / 編曲 – 椎名和夫 / 歌 – ステファニー
5代目オープニング曲です。こちらも大部分が英語の語詞となっています。当時のアニメソングはJポップス化が進む流れでしたが洋楽の採用はまだ先鋭的でした。ROCK THE PLANETという歌詞が何度も登場します。
OP6. 南翔子『 殿方ごめん遊ばせ 』
作詞 – 阿木燿子 / 作曲 – 和泉常寛 / 編曲 – 水谷公生 / 歌 – 南翔子
6代目オープニング曲です。歌い出しは、「手口は見えているけれど そこがとても可愛いいわ」という曲です。うちに帰りたくなるようなOP曲です。
エンディングテーマ編
※エンディング(EN)曲は、全9曲あります。
EN1. 松谷祐子『 宇宙は大ヘンだ! 』
作詞 – 伊藤アキラ / 作曲・編曲 – 小林泉美 / 歌 – 松谷祐子
初代エンディング曲です。本作に出てくる個性的なキャラクターが巻き起こす非日常な世界観をそのまま歌詞にしたもので、ここでは、それらのキャラクターをヘンとして、そのヘンが集まり、もっとヘンになるという本作の周囲を巻きこむドタバタ世界を的確に表現した歌詞です。
EN2. ヘレン笹野『 心細いな 』
作詞 – 地恵子・シュレイダー / 作曲 – 小林泉美 / 編曲 – 星勝 / 歌 – ヘレン笹野
2代目エンディング曲です。アメリカ、ミシシッピー州出身のヘレン崎野が担当しました。 「bye-byeしちゃうから 探し回ってみても 心細いな 心細いな愛は見つからず 心細いな 心細いな」という曲です。
EN3. ヴァージンVS『 星空サイクリング 』
作詞・作曲・編曲・歌 – ヴァージンVS
3代目エンディング曲です。挿入歌として使われ好評だったことから、歌詞やアレンジの一部を変更して同番組のエンディング・テーマに起用されました。『うる星やつら』の歴代主題歌では、最初で最後の男性ボーカルとなっています。
EN4. 小林泉美『 I, I, YOU & 愛 』
作詞 – 安藤芳彦 / 作曲・編曲・歌 – 小林泉美
4代目エンディング曲です。映画「うる星やつら オンリー・ユー」主題歌となったシングル曲。重厚なシンセのイントロから始まりキュートなスキャットを交えて贈るレゲエ~ファンカラティーナ調リズムが最高のラヴリー・ナンバーです。
EN5. 小林泉美『 夢はLOVE ME MORE 』
作詞 – 伊藤アキラ / 作曲 – 小林泉美 / 編曲 – 川島裕二 / 歌 – 小林泉美
5代目エンディング曲です。「日暮れの街は薄くきらめき どんな男も やさしく見える とまどう胸を 誘いにのせて 恋におちても それはひととき」という曲です。エンディング曲の中で、一番好きという声も多いです。
EN6. リッツ『 恋のメビウス 』
作詞 – 實川翔、久保田さちお / 作曲 – 早川博二 / 編曲 – ヴァージンVS / 歌 – リッツ
6代目エンディング曲です。黄色(y=1/2x)と赤(y=2x)の三角の交点に、ラムが生まれる。。。スペイン語の曲といえば、この曲です。それにしても攻めていますね。
EN7. CINDY『 OPEN INVITATION 』
作詞 – Ralph McCanthy、宮原芽映 / 作曲 – ミッキー吉野 / 編曲 – 星勝 / 歌 – CINDY
7代目エンディング曲です。日本のシンガーソングライター、CINDYの曲です。アニソンだけど何か昔の洋楽みたいな雰囲気が良いです。こんなにpopなfunkは他にはないです。
EN8. ステファニー『 エヴリデイ 』
作詞 – Ralph McCanthy / 作曲 – ミッキー吉野 / 編曲 – 椎名和夫 / 歌 – ステファニー
8代目エンディング曲です。全て英語の歌詞です。ミッキー吉野によるメロディ、ステファニーの歌声、赤い傘とラムのアニメが三位一体になった名曲です。PVと歌詞もマッチしています。
EN9. 南翔子『 GOOD LUCK 〜永遠より愛をこめて 』
作詞 – 阿木燿子 / 作曲 – 和泉常寛 / 編曲 – 水谷公生 / 歌 – 南翔子
9代目エンディング曲です。「It’s so wonderful All right 今なら間に合う」という歌い出しです。
サントラ(挿入曲)編
※サントラ(挿入)曲は、全 5 曲あります。
挿1. ヴァージンVS『 コズミック・サイクラー 』
作詞・作曲・編曲・歌 – ヴァージンVS
挿入曲です。空のない部屋から 星の降る夜へ抜け出した窓から 自転車に乗って コズミック・
挿2. ヘレン笹野『 マルガ・リータ 』
作詞 – 安倍芳彦 / 作曲 – 小林泉美 / 編曲 – 星勝 / 歌 – ヘレン笹野
挿入曲です。誰でもすぐ 恋におちる それが不思議なカクテル マルガリータ 冷えた心…
挿3. 加藤登紀子『 時代おくれの酒場 』
作詞・作曲 – 加藤登紀子 / 編曲 – 告井延隆、森下登喜彦 / 歌 – 加藤登紀子
挿入曲です。この街には不似合な時代おくれのこの酒場に今夜もやって来るのはちょっと疲れた男たち風のという歌いだしの曲です。
挿4. 平野文『 ふしぎ・きれい 』
作詞 – 小橋徳久 / 補作詞 – 平野文 / 作曲 – 松谷祐子 / 編曲 – 板倉文明 / 歌 – 平野文
挿入曲です。ひとの心は ふしぎ 自分でも わからない 私の心 ふしぎ あなたのことだけ うでの時計 はずしたという歌いだしの曲です。
挿5. 南翔子『 ハーフムーンはときめき色 』
作詞 – 阿木燿子 / 作曲 – 和泉常寛 / 編曲 – 水谷公生 / 歌 – 南翔子
挿入曲です。Moon 地上に届く蒼い光 月の雫 美しすぎる夜を縫って 時が流れだしてゆく…という歌いだしの曲です。
アニメ『うる星やつら』の人気主題歌ランキング
曲探しの参考までに『うる星やつら 』で人気な主題歌ランキングを紹介します。本ランキングは、みなさんの大手サイトでの歌詞検索、アクセス数(PV数)をもとに本サイトで作成しています(執筆時)。
順位 | 歌手 | 曲名 | 参考 | アクセス数 |
1 | 松谷祐子 | ラムのラブソング | OP1 | 153898 |
2 | LISP | ラムのラブソング | アレンジ | 45320 |
3 | 小林泉美 | Dancing Star | OP2 | 24430 |
4 | 松谷祐子 | 宇宙は大ヘンだ! | ED1 | 18078 |
5 | ヘレン笹野 | 心細いな | ED2 | 15101 |
6 | 成清加奈子 | パジャマ・じゃまだ | OP3 | 13311 |
7 | 南翔子 | 殿方ごめん遊ばせ | OP6 | 12780 |
8 | ヴァージンVS | 星空サイクリング | ED3 | 10763 |
9 | CINDY | Chance On Love | OP4 | 10453 |
10 | CINDY | Open Invitation | ED7 | 9165 |
※ランキング1位は、松谷祐子の『ラムのラブソング』です。主題歌は、何曲かありますが、この曲は人気・知名度ともに圧倒的であり、テレビ等で『うる星やつら』が紹介される際は、必ずと言っていいほど、この曲がバックで流れるます。
まとめ
▼ TVアニメ『うる星やつら』公式HPへ(クリックで移動)
『うる星やつら』の歴代主題歌(OP曲・EN曲・挿入歌)をまとめました。
『うる星やつら』の曲は、どの曲も古き良き時代のテクノポップ路線のアレンジが抜群で、良い曲ばかりで当時アニメをご覧になっていた世代以外の方も、ヘビロテ状態になること間違いなしです。是非、お聞きになってください。
最後までご覧いただき、誠にありがとうございました。